知らないと損をするM&A・IPOとっておき情報! | ゼロワン研究所

2020.9.12

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知らないと損をするM&A・IPOとっておき情報!

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どうも、ケイティです。

出口戦略としてのM&AとIPOについて、今回はより深い内容として「実際にどれぐらいの金額で売却する事を目標とするべきなのか?」「どちらの方が経営者として目指すべきものか」という部分に着眼してご説明していきます。

ケイティ

「出口戦略のステップ3では、M&AとIPOを深掘りして知識を高めてもらいます。」

M&Aとは?

M&Aとは、Mergersの合併とAcquisitionsの買収の事をいいます。

そして出口戦略としてM&Aを行う場合は、買い手側ではなく売り手側として会社売却、もしくは事業売却をすることとなります。

M&Aで売却することができれば、それで生まれる売却益によって、オーナーは次の一歩を踏み出すことができます。

IPOとは?


引用:初心者でも利益が出しやすい株式投資IPOをはじめよう!:クズ旦那を支える株式投資ママのブログ

IPO(Initial Public Offering)は、新規公開株や上場することをいい、株を投資家に売り出し、誰でも株取引ができる状態になります。

会社の売却額はいくらを目指すべきか?

会社の売却額はいくらを目指すべきか?これは言うまでもありませんが、もちろん高く売却できればそれに越した事はないですよね?売却にあたって安く売りたいという方はいないはず。

しかし、値段を決めるのは買い手側であり、そしてそれぞれの事業で価値は異なるため、正解はありません。

目指すべき売却額はいくらか?というのを具体的な値段ではなく、抽象的に掲げるというのであれば、売却をする目的に必要となる額がそれにあたります。

事業売却をゴールとして会社をスタートしたとしても、その事業を売却する目的はそれぞれあるはずです。

売却益によって多額の資金を得ることができるので、また新しいビジネス展開も可能ですし、はたまた海外で自由に生活をしたいという目的を持っている場合も実現できます。

資産管理会社とは?資産管理会社は作るべき?

資産管理会社とは、資産を所有するオーナーが資産管理を目的として設立する会社法人のことです。
営業活動は必要とせず、あくまでオーナーの資産を管理するものなのでプライベートカンパニーとも呼ばれています。

IPOを目指していたり、会社の規模が大きくなると、証券会社などから資産管理会社を作って税金対策をしたらどうか?という提案を受けることがあります。

資産管理会社の仕組みとしては、現金で資産を相続するとなれば相続税をゴッソリとられてしまうので、資産管理会社を作ってその会社に現金を置いて、相続する際には資産管理会社の株を相続させるというものです。

しかし、時間の経過によって相続税対策にならないこともあり、先の読めない世の中において資産管理会社を作るというのは無駄ではないかと個人的には思っています。

もちろん、そういった読みができるのであれば資産管理会社を作るのもひとつとしていいかもしれませんが、その効果があったというのは僕のまわりではあまり耳にしません

IPOでEXIT(イグジット)するのはアリ?

出口戦略としてIPOでEXITするのもアリか?と問われて、もちろんそれが可能なのであれば選択肢にしてよいと思います。

しかし、売却とは違った先になることは覚えておかなければなりません。
また、IPOは本当に限られた狭き門であるため、現実的に難しいことがほとんどです。

売却は、その価値に見合う分だけの大金を手にすることができ、交渉によって事業から離れることができるので、海の見えるリゾートでのんびりしたり次の新規事業の種にしたりという比較的自由が生まれます。

対するIPOは、さまざまな審査を受けた上で資金調達ができるようになります。

すなわち、IPOという選択を選んだ先にあるのは、IPOによって得た資金を用いてさらに事業を拡大していく、そして株価を伸ばしていく必要がでてきます。

ですので、同じ出口戦略と言っても、毛色は全く異なるものなのです。

IPOの方がM&Aよりお金が入ってくる?

事業を拡大していくという、展望が目標となっているのであればIPOがよいかと思いますが、IPOはM&Aほど大金は入ってきません。というのも、売り出せる分は時価総額の5%~10%であり、そこに税金が引かれるからです。

もし、大金を手にすることが目的であり、その大金によって新たに何かを成し遂げたいという場合には、IPOよりもM&Aの方がその目的に合っています。

また、お金を手にしたいという場合IPO後すぐに経営者が自社株を売却するのは、現実的ではありません。なぜかというと、それによって株価が下がってしまう可能性があるからです。

経営者が自社株を売却するとなれば、何か問題があるのではないか?と株主から勘繰られてしまうことにもなります。

M&Aによる売却であれば、非上場でもし仮に100億円の値がつけば、その分の売却益が手に入りますので、手元に残るキャッシュに着眼した場合にはM&Aで売却を視野に入れて会社経営していくのがよいと言えます。

経営者として目指すべき選択はそれぞれで異なりますが、もし現在の事業を主軸として拡大を目指すのであればIPOを、売却益による大金を手にしたいのであればM&Aの売却を選択して事業を行い、目標を定めることでしっかりとした準備を行うことができるでしょう。

まとめ:知らないと損をするM&A・IPOとっておき情報!

会社の売却額は買い手が決めるため、正解はありませんが、売却の目的に必要な額を目指しましょう。

M&AとIPOではお金の入る額は違ってくるため、現在の事業拡大を目指している方はIPO。
大金を手に新たな事業など成し遂げたいことの為に、お金を必要としている方はM&Aが向いています。

どちらの選択をしてもしっかり目標を定めて準備をしていく必要があるでしょう

次回はステップ4として「会社売却を深掘り!会社売却のタイミングやいろはを解説!」をテーマに役立つ知識を紹介していきます。

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