簡単なプロフィール | ゼロワン研究所

2020.12.8

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簡単なプロフィール

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若く起業した代償

22歳で起業したので、当然だけど、社会の事なんてまったくわかってない。
ただ、営業力マネイジメント能力だけで独立したといっても過言ではないぐらいそれしかスキルが無いわけです。そうするとどうなるかっていうと、当然だけど、いろんな所に、自分の至らなさが出る。

ここではシンプルに書きたいので、諸々割愛しますが、自分で会社をやるようになって、周りの経営者友達や先輩経営者なども増えていくわけです。そんな中、日に日に自分の中で事業コンプレックスが出てきたんです。

拭いきれなかった事業コンプレックス

事業コンプレックスってなんぞや?と思われると思いますが、僕が最初にやった事業は、通信事業だったんです。今でいう家のインターネットやWi-Fiを訪問販売や電話営業で売っていくんです。儲かってはいても、全然満たされない。「何か」がどんどん強くなってた正体が事業コンプレックスです。

色々な業界を見た今だからわかりますが、通信業界って非常に特殊で、docomoからauにするとauからインセンティブを頂き、auからsoftbankにするとSoftbankからインセンティブが入り、Softbankからdocomoにするとdocomoからインセンティブが入るんです。自分の会社は儲かっているかもしれないけど、「なんやこれ?」となるわけです!ただ周りの経営者の事業など見てると、儲けるという事は当然事業だから大事なんですが、それ以上に、この事業を通してなにをしたいのか!?という事業目的があったんです。僕がやった事業は事業目的なんてないんです。「とにかく起業したい」「社長になりたい」とかそんなポンコツな動機なので、事業目的等作ろうという発想もなかったわけです。

それらを自分の中で何度も自問自答して事業目的を本気で持てる事業をやりたい。という想いから色々な事業に勉強しながら挑戦するんですが、毎回、出来上がったものを見て、魂が入り切ってなかったり、小手先のテクニックだけで出来上がってしまい、、形だけの事業が出来るわけです。つまり儲かるかもしれないし、社会の為にもなってるかもしれないけど、「この事業、本当にやりたかったものだっけ?」と考えてしまうわけです。つまり毎回駄作が出来てしまって、自分の中で納得いくものができなかった。

表現したい事と今やるべき事の葛藤

そんな中日々起こる色々な問題や社員の離職だ、どーとか。売上がどーとか。
ましてや自分の気持ちにウソの付けない僕は、社員たちのいる場で「本当にこの事業って俺らじゃなきゃダメなんだろうか?」とか言ってしまうわけです。そんなこと社長が言ったら当然ですけど、社員は迷いますよね。笑 でも全然悔やんでも無くて、今でも本当にそうだと思ってるので、自分の心の声を誤魔化すよりは全然良かったと思ってます。そこで出来た僕の仕事への基盤。ビジネスは自己表現

①熱狂出来るサービス、商品設計をする。→想いから作る
②儲かるかどうかはあとで考え、まずは自分がやりたいことをやる
③初速プロモーションをどう仕掛けるか!?

また、経営者にもさまざまな働く動機があると思いますが、お金を求めるなら正直年商10億もなくても、個人の贅沢だったら完結してしまいます。「それ以上働く理由って何?」という事。20代の鼻息の粗い経営者仲間、先輩たちは、「売上100億だー」「IPOだー」といってるのを見ていて、自分自身がそこに何の魅力も感じない事も自分の中にありました。また「お金の儲けの為に働く」というモチベーションには限界があるという事を身をもって体験した訳です。

自分の向いてる企業のパターン

そこで見つけた自分の経営スタンス。これは僕の考えですが、経営者を4つのパターンで分けた時に、

①家族との時間大事。今の強みを生かす:ゆるい起業
②売上主義、規模、大義、名誉、力の欲求:ザ・ベンチャー
③壮大なビジョン、社会貢献、世界貢献:イーロンマスク、孫さん
④面白い事業+好きな事やりたい:西野さん、MBさん

僕はこの4番目に属されるという事がわかってきました。
なので、僕は今でも年商100億だーとか望んでないし、やりたいとおも思えないし、高い報酬を貰ってもそういったオファーは受けません。

僕のように、売上や数字にモチベートされない人には、ぜひ内在的な自分の価値観から(何のために働くのか?どういう状態が幸福と感じるのか?何のためにその事業をやるのか?)事業構想を詰めて、スタートする事をお勧めします。その「想い」から事業を設計し、そのあとに、マーケティングやブランディングを使いこなせるようになってほしいと思ってます。※後述します。
ブランディングの考え方で多少時間がかかっても熱狂を生み出し、お客の顕在化したニーズに流されず、クリエイティブに自分しか示すことができない価値観や経営スタイルを作っていってほしいからです。

だから、長くなりましたが、”本当はビジネスって儲けることだけがすべてではないし、面白いことから作り出して、事業を作品として作っていっていいんだ”と強烈に思ってます。今は自分自身の「実験したい」という好奇心と「人の為に貢献したい」という2つ自分の働く動機にしてます。

僕が事業を作るコンセプト:Trouble、Lifestile、Worldとやる事業はこの3つのコンセプトに詰め込みました。理由は、誰かが困ってる事を解決する事を事業に置きたい。というのと、生活の中で自分たちの作った商品やサービスが使ってもらえるような事業を作りたい。世界に出れる事業を作りたいという想いを込めてこうなりました。

なので、売上めちゃめちゃ作りたい系の人は、僕のビジネスの作り方は部分的には役に立つかもしれないけど、あまり参考にならないかもなので、ほどほどに勉強してみてください。

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