どうも、ケイティです。
皆さんは、『マーケティング』の意味を問われた時にすぐに答えられますか?
マーケティングと一口に言っても、その答えは人それぞれ。
そして、その捉え方によって表面的なマーケティングばかりで、本質的部分を見えていない方や企業はたくさん存在しています。
表面的な小手先ばかりのマーケティング手法によって、打つ手がなくなった際に糸口が見つけられずに、停滞してしまう事も考えられます。
そこで、ビジネスをする上で必須のスキルである、マーケティングの概要から本質的部分まで短期戦略~中長期戦略の具体例を交ぜて解説します。
- ケイティ
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【ステップ1として、まずは読者の方にはマーケティングとは何であるのかを掴んでもらいます。ステップ2はこちらからどうぞ!デジタルマーケティング・ウェブマーケティングとは?~令和時代はWEBを活用~】
マーケティングとは?~マーケティングの概要~
一般的なマーケティングの解釈としては、顧客が求める商品やサービスを作り、それが売れるように行う企業活動の総称とされています。なんだか難しく感じますが、要は物(サービス)を売るための工程であると覚えてよいでしょう。
しかし、マーケティングという言葉は漠然とした概念であるため、人によって考え方や捉え方に異なりが存在します。僕の考えるマーケティングの像に関しては次項よりお伝えします。
マーケティング戦略の上位互換性について
そもそも上位互換とは、上位に位置する機能が下位の機能も包含している事を指します。例を挙げてわかりやすく説明すると、新しいゲーム機本体があれば、古いゲーム機のソフトもプレイできると言ったイメージです。
これを『戦略上位互換性』としてマーケティングに当てはめると、戦略の上位部分が「ブランディング」「ポジショニング」「差別化」「マーケティング」になり、下位の部分がマーケティングで用いられる「Twitter」「ブログ」「YouTube」「Instagram」などの発信手段となります。
巷には、YouTubeでの集客方法だったり、Twitterを用いた拡散方法などの下位部分にフォーカスした情報ばかり溢れていますが、本質的な上位部分と下位部分を俯瞰してこそ本当のマーケティング力が発揮されます。
ビジネス発展の為に必要なマーケティング戦略上位互換性
ビジネス発展の為には、まずはゴールを明確にすること。そして、そのゴールに到達する為の道筋を作るために、「ブランディング」「ポジショニング」「差別化」などが必要になります。
この道筋を作っているという感覚がなければ、切り離された存在として「ブランディング」や「差別化」などが浮いてしまいます。
そしてそれらを達成する為に、下位のTwitterやブログが存在しているのです。
もう打つ手がない・・・とマーケティングで停滞しない為には?
「Twitterで1000人のフォロワーを獲得する方法」や「SEOで上位表示する方法」などの手法にばかり目がいってしまうと、Twitterアカウントが伸び悩んでしまったり、なかなか上位表示されないと言った場合に、次の手を考えるのが難しくなってしまいます。
下位の手法だけではなく互換性を意識することで、そもそものブランディングに必要な方法は他にはないかと次の手が打てたり、他のツールと組み合わせる事で対応が可能になります。
停滞することのない本当のマーケティングは全体像の把握と言っても過言ではないでしょう。
マーケティングの短期戦略~中長期戦略
ここまで、ぼくの考えるマーケティングの概念・捉え方を説明しましたが、実際にはどのような戦略が存在するのかを、費用軸と期間軸から考えてご説明します。
マーケティング戦略として用いる手法には、それぞれ特徴があり違いが存在します。
中長期となるが軌道にのれば費用対効果の高いものや、短期で効果を発揮するものの費用が発生し続けてしまうものがあるので、先ほどの上位互換を意識しながらどのマーケティング手法を用いるかを選択する必要があります。
関連記事→マーケティングに活用できる厳選ツールをご紹介!~マーケティングの実践で使える!~
短期で効果がでるが費用が発生しつづける『WEB広告』
WEB広告として、Google広告やYAHOO広告と言ったリスティング広告や、TwitterやFacebookを用いたSNS広告を挙げる事ができます。PDCAを回しながらアカウントを改善することによって、費用対効果はよくなっていく傾向がありますが、露出させる為には必ず費用が発生し続けるという特徴があります。
WEB広告は、「サービスをローンチしてすぐに広めたい」といった場合におすすめできる、マーケティング手法になります。また、WEB広告と一口に言っても検索型やバナー型などがありますので、そのサービスに合った最適なWEB広告を選択する必要があります。
【期間面】:短期で効果がでる(短期戦略)
【費用面】:費用は自由に調整できるが、広告費をかけつづける必要があるので、長期的に考えて高いと言える。
関連記事→Web広告のリスティング広告・DSP広告について解説!~短期戦略ならWeb広告~
広告依存には注意が必要
例えば、インフルエンサーマーケティングも短期から行えるものですが、このような広告費用が発生する手法に依存することは注意が必要です。
それは、広告を止めた瞬間に、売上が落ちてしまうからです。
中長期戦略に位置する『オウンドメディア』
オウンドメディアとは、自社保有のメディアの事を指します。そして、認知拡大させる為にはメディアを立ち上げた後に、何らかのマーケティングが必要となってきます。
ですので、メディアを立ち上げて終わりではなく、育てていく必要があるのです。立ち上げ時の費用だけでなく、そのメディアが十分に露出出来るようになるまでには、時間と費用がかかってしまいます。
オウンドメディアを成功させる為には?
オウンドメディア成功のカギを握っているのが、SEO対策です。
SEO対策とは、検索エンジン上で上位表示させる為の施策のことを指します。そして検索エンジンで上位表示することによって、サイトへの訪問者増加が見込めます。
SEO対策の特徴は、上位表示してしまえば、露出のために費用は発生しなくなる点です。しかし、すぐには効果を発揮しない中長期戦略の位置づけとなっています。
SEO対策をすることによって、数万人以上の訪問者も見込めるようになりますが、数万人分のクリックをWEB広告でまかなうとなれば、莫大な費用が発生してしまいます。ですので、SEO対策はWEB広告と比較した際に費用対効果が高いと言われています。
オウンドメディアからの売上を伸ばすロジックについて~SEO軸に考える~
売上は、CV(コンバージョン)が増えることで伸びていきます。売上が伸びるロジックを数式にあらわすと、CV(コンバージョン)=Click(クリック数)×CVR(獲得率)となります。
勘の鋭い方であれば、これだけでお気づきになるかと思いますが、SEO対策で上位表示させてClickが増えれば、CVも増えていき、CVが増えるほど売上がどんどん伸びるというロジックです。
また、よりCVを獲得できるようにCVRを上げる為には、CRO(コンバージョンを上げる為の施策)が必要になってきます。SEOとCROを組み合わせることで、よりマーケティング力は高まることでしょう。
【期間面】:効果がでるまでに時間がかかる(中長期戦略)
【費用面】:オウンドメディアの立ち上げからSEO施策まで費用が必要だが、安定すればオーガニックからの顧客獲得が可能
自分でブログを書くと費用はかからないが時間がかかってしまう
費用をなるべくかけずにどうにか宣伝したいという場合には、自分でブログを書くという選択肢もあります。自分が行える労働量には限りがありますから、成果がでるまでにはかなりの時間と労力が必要です。
【期間面】成果が出るまでにかなりの時間を要する。
【費用面】自分でまかなえば費用は発生しない。
費用をあまりかけずに短期で効果をだす『クラウドファンディング』『プレスリリース』
費用をあまりかけずに短期で効果をだす手法として『クラウドファンディング』『プレスリリース』が挙げられます。
クラウドファンディングとは、新しいサービスや商品をローンチするにあたって、支援者から資金調達を行うことを指します。
プレスリリースとは、企業ニュースをPR TIMESなどのニュースリリースサイトに掲載し、拡散してもらうことを指します。あまり費用をかけずに、短期で効果がだせる特徴がある手法は第一の候補となるでしょう。
【期間面】:短期で効果がでる
【費用面】:あまり費用をかけずに実施可能
まとめ:マーケティングとは?短期戦略・中長期戦略の具体例をご紹介!
マーケティングは表面的な部分だけではなく、本質的な部分を見ることが大切になります。
その為には、戦略的上位互換性を当てはめて考える。どういう絵を最終的に描き、そこまで到着できるのか。
どうやって発信するかでなく、誰がどういった立場で発信しているか。
そして、必要なのは、ブランディング、ポジショニング、差別化、マーケティング、ビジョンなどがとても重要になります。
それぞれをしっかりコントロールできる戦術を考えてください。
- ケイティ
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コンテンツマーケティング、デジタルマーケティングについてはこちらを参考にしてください。コンテンツマーケティングとは?~主要なウェブマーケティングを押さえよう~
デジタルマーケティング・ウェブマーケティングとは?~令和時代はWEBを活用~