起業準備期間にやっておいた方がいい「決め方を決める」という事 | ゼロワン研究所

2017.5.16

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起業準備期間にやっておいた方がいい「決め方を決める」という事

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どーも!ケイティです。

「自分で起業しよう」「一刻も早く会社を作りたい」と思っているのに毎年毎年、「今年も動かなかった」と後悔していませんか?

まず、何から手をつけていいのか。漠然とした不安感。何故自分は事業をやりたいのかという自問自答。
事業内容を何にしよう、と考えてるだけで時間が過ぎている事に焦燥感を感じる。

そんな方に向けて、ここでは会社の設立の仕方やその優先順位といった話ではなく、考えている事業プランを始めるべきかどうかで悩んでる方へのアドバイスになればと思い「決め方の決め方」を紹介させていただきます。

ここで紹介する通りに行えば、自分の中で完全に腑に落ちた状態でやるべきことがわかるようになります。

決め方の決め方は、大きくこの2つです。

あなたの中の問題

〈 自分の動機 〉

自分の中の動機に関しては、例を出します。

▼ 儲かるかな?
▼ 差別化出来るかな?
▼ 社会のためになってるよね!? →後付け

この場合の優先順位は、わかりやすく言えば

1 .    経済性
2.     独自性
3.     社会性

でも、もし大きな企業を作りたいとか思ってる方なら

社会性 :   こんな社会問題がある?
独自性 :   この業界の会社って何やってるのかな?自分たちのビジネスモデルなら他社よりも顧客を魅了出来るだろうか。
経済性 :   ちゃんと従業員にお金払えて自社にも利益残せるかな?

といったように、真逆です。

● 儲かるか儲からないか、なのか。
● それとも社会貢献性があるのかないのか。
● そのどちらでもなく、「楽しそうかどうか」なのか。

これは完全に個人的意見ですが、儲かるか儲からないかは、綺麗事抜きに大事な事なんです。
しかし、自分の中でこれが一番になってしまうと後々色々な問題を引き起こる組織が多いように思います。

何故か。お金のためにやってるので、お金が稼げてしまうと、それ以上のお金を追求したい、と思えるかどうかという問題が出てきます。

そして、たいていの会社が儲かると社長が会社に来なくなります。何故なら儲けるのが目的なので、儲けたら、満足してしまってそれ以上、会社に行かなくなるんです。つまらないから。

小なりは大なりを制せず

ここで、分かれるのが

● それでもお金を追求したいと思うか

● 儲かるけど、面白くないので、面白い事業をやろうとするor魅力的な会社を作ろうとする

● 自分がなんのために、会社をやっていくのかという動機を再形成し、きちんと理念を作り直す

なので、自分が今やろうとしている事業が「なんのためにやるのか?」という事業目的を持てるという事が非常に大事になります。事業目的が明確にないと会社の求心力が弱くなります。

つまり、いい人が採用できないし、良い組織ができない。

情報不足からくる選択肢の狭さ

だいたい最初起業する時というのは、前職の延長線上でやったりするケースが多い訳ですが、そうなると、自分の業界の事はわかるけど、他の業界の事をある意味独立してから学ぶ事になります。

実際、他業種から自分の業界へノウハウを持ってくるということや勉強することは、非常に多くあります。

そうすると、新卒採用なんかやろうとすると、世の中の会社と対等に求職者の取り合いをする訳なので、社長は自社を客観的に見て、魅力を作り出そうとするけど、「儲けるため」だったらとてもじゃないけど、説明会で言えませんよね。笑

現段階で動機がしっかりとあるならば、その動機は、今持っている事業じゃないとダメなのか。
もしくは、たくさんの事業プランがある中でその1つに絞る理由はなんなのか。

逆にたくさんの事業プランが思いつかないから、その一つにしようとしているのか。つまり、創業前に事業と理念(想い)は一対になっていないと綺麗な成長は描けなくなります

経営者になると色々な社長と出会う

だから、自然とどんな事業をやられてるんですか?という話がよく出る。
なので、他の会社のビジネスモデルもよく勉強する。

そうしていくうちに、どの会社のどんな事業に魅力を感じるのか、という新しい自分が出てくる。
そこで、どんな会社が自分から見ても魅力的に感じるか、でその後の会社の発展は変わっていく訳です。

まとめ

決め方の決め方は、上記で記した、「自分がなんのために会社、事業をやろうとしているのか?」という事です。
最初は、はっきり言って「儲けるためにやりたい」でもいいと思います。

ですが、ある一定のところまではいきますが、それだけだと、どうしても限界がきます。

社長の儲けに付き合う会社というのは、それ以上にはならない印象です。それよりも自分たちの中で素晴らしいと思える会社像が、「良いプロダクトを作る」という事なら、それでもいいと思います。

儲けないとどちらにしろ、淘汰される訳なので、儲けるのは当たり前で、それ以上に『なんのために?』が必要になります。

これは別に起業家でなくてもそうかもしれませんが、「なんのために働くの?」って言われた時にほとんどの人が、「生活のため」と答えるでしょう。

ハッキリ言って、本人がお金のために働くって敢えて目的化しなくても、労働基準法的に企業は従業員へ支払う義務がある訳なので、普通の会社なら期日に入金されるので、敢えて本人が目的化する事じゃないと思います。

それでは、「お金のために」という以上に「なんのためにやりますか?」って話になる訳ですね。

僕の場合は、儲かるか儲からないかでもなく、社会貢献性でもなく、ただ自分が「楽しい」「面白い」と思えるかで事業を選んでます。

テクニック的に、儲かるか儲からないかでやろうとしても正直出来ますが、やはりハードは良くても、ソフトがついてこないと思います。
僕は、「ハードとソフト」「戦略と自分の感情」の両方をきちんと煮詰めてから決めたほうがいいと思います。

人間でいうお金は血液で、想い(理念)は神経系統なので、両方がきちんと動かないと会社も人間も死んでしまいます。ここは自問自答でしか出せないんで、自分の中の戦略と感情を素直に出した上で最初の事業を決めましょう。

何年か前に売れた本でこんなんありました。一度読んでみるといいと思います。

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