銀行との付き合い方 | ゼロワン研究所

2016.9.14

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銀行との付き合い方

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どうも!ケイティです。

初めて借入をする時は、そんなに大きい額は出来ないが、年商も大きくなり、ある程度の規模になると億単位の借入の話が持ち上がってくる。

keity

『起業して4年で10億行けないなら会社は畳め!?』
に記した通り、こちらにも覚悟も必要だ。

よく、銀行融資を受けると、喜ぶ経営者はいるが、事業というのは、基本、調達→投資→回収→調達→投資→回収というスパンをぐるぐる回すこと。つまり、どこかで躓けば、借金地獄となるわけだ。なので、銀行との付き合い方の心得をここに書いておこうと思う。

僕も最初は全然知らなかったが、各銀行とは付き合い方というのがある。メンツも含めて理解してからでないと、ただ、銀行員が飛び込みで営業しにきた銀行と取引してしまったとかは出来るだけ避けたい。

あとで取り返しがつかないことにもなりかねない。勿論、銀行側もビジネスでやっているので、向こうには向こうのルールがある。なので、それを理解した上で、何でもハイハイと聞くのではなく、こちらも知識を持って交渉しよう。

銀行との正しい付き合い方

銀行との正しい付き合い方をご紹介します。

まず、借入をする心得

借入をするという事は、返さなければ当然ではあるが、返さなければいけないという事。まずそれが前提

極端にいうと、拡大して、上場するのか、バイアウトするのかということ。ほとんどの会社が借入をして拡大していきますが、リーマンショックのような事があるとアパレル業界や、人材業界もかなりの数がリスケをし、いまだに解除されていないという話は担当銀行員の方から聞いた話です。

それぐらい、借入をするという事は長い期間、縛られるという事。

金利は二の次、大事なのは、期間と割合

割合とは、(プロパーor保証協会)保証協会は各都道府県で1つ。という事も覚えておきましょう

過去に友人の経営者で、保証協会は1つだが、どの銀行から保証協会付きの融資の申し込みをしても同じなのに、金利が安い銀行から取引しようとした人がいましたが、絶対やめましょう。無意味です。

複数の銀行から保証協会付きを借りようとしても、保証協会には、上限8000万と決まっていますし、銀行側もどの銀行から保証協会付き案件が来たかはわかりますから、煙たがれるだけ。予備知識として覚えておきましょう。

保証協会の上限8000万とはすべての企業に貸す訳ではありませんが、上限として設定されているものです。銀行は、プロパー(その会社への信頼として銀行のお金で貸す事)で貸すのは、実績がないところには嫌がります。

理由は、銀行側からしたら、保証協会で貸した方が、自分たちはノーリスクだからです。というのも、銀行側は全く腹を痛めずに、保証協会=国が保証してくれるので保証協会付きなら、ノーリスクで金利を取れるビジネスが出来ます。なので、こっちで貸したいのです。

保証協会の枠8000万は、いざという時の為に残しておいて、銀行のプロパーをなんとか開けてもらい、プロパーで借りる努力をするのが通常の中小企業です。

金利は二の次で優先順位として、金利は一旦いいとして、期間は出来たら7年、通常5年!プロパーを空ける為なら、金利が多少高くても、期間が短くて3年でも、金額が3000万のうち2500万保証協会付き、500万プロパーでもいいので、プロパーをつけてもらった方がいいです。期間1年とかでも。借入をずっとするならですよ!!!

借入するなら節税するな!

逆に借入しないと事業が回らないような事業主の場合は、仕方がないと思いますが、それならば、節税もやめた方がいい。何故なら、節税すると自動的に、経費を削減しようと意図的にやるので、利益が少なくなる。

基本、銀行は、年商の2割~3割くらいが上限、プラス、年商の利益を見ます。なので、意図的に決算前に利益を減らしたりして、調整したりする会社もありますが、調達したいなら、累積のBSで資産をためた方がレバレッジが効く。

何故レバレッジが効くかというと、通常、利益を残す場合は、法人税、事業税、消費税、等々諸々の税金を納めてようやく出る純利益なので1000万の利益があっても税金で引かれたら、500万が資産になる。

それを5年かけて、ようやく資産2500万とかになる。それが、節税すれば、5000万あったのにと感じるが、実際は、経費として、節税のために使っている。

何かあった時も前期経費で使っているので、体力はないというデメリットもあれば、節税しているので、そういう会社として銀行も見る。

では、税金を払うと、レバレッジが効くのかというと、そんなに積極的に納税している企業がないので銀行ももちろん、BSが溜まっているのを見れば、貸しやすい。

BSを作るのは地味だけど、長い年月をかけて作られているので、信頼が増すんですね。

PL経営でやっていると会社は10年持たない?

PL経営だと先が持たないのが何故かというと、PLとは、売り上げと利益の事しか見ないので、会社にお金が残らないんですね。

会社にお金を残さないように節税して使ってしまうので、翌期に何かあっても耐えられるだけの体力がない。

基本、銀行は資産1億あれば、1億は貸しますが、雨が降っても傘はかさないというスタンスです!
PL経営は危険。リスク。会社を長く続けたいのであれば、質素倹約にして必ず、BS経営!

小さくても強い会社は、BS経営

詳しくはこの本を読んでください。現在は擦られてませんが、2年くらい前までは価格が高騰していましたね。

簡単に説明すると、僕が窮地に立った時に、色々調べていて、紹介で出会ったんですが、バブル崩壊で230億の借金を負った木村会長の話。

現在は、恐らく80歳近くだと思いますが、お元気で講演会などのメッセージには非常に魂のこもった熱い口調で話してくれます。ただ、たまに、スイッチが入っていただけないまま終わることもあります(笑)

会社と個人の財布は必ず分けろ!

ここは何も経理感覚がない時に起こる事だが、少数でやっている会社の社長は、個人の財布と会社の財布を同じに、節税という大義名分を作って、ひたすら公私混同してしまうこと。

ハッキリ言って、節税しながら、銀行の借入もしたいは無理!仮にできたとしても、あとで、大変な事になる。

税理士が、社長の家は、社宅という扱いにすれば、半分で住めますよとか!自家用車を買うなら、会社の経費で買った方がお得だとか。確かに一理あるとは思いますが、基本的には、会社のお金と社長のお財布は物理的に分けた方がいい。

会社のお金を社長がガンガン引き出して使ったりすると、決算書に「貸付」として残ります。

つまり、「会社に社長はお金借りています」というと、銀行は、会社からお金借りている人にお金を貸す事になります。自分の給与でやっていけない人にお金を普通、貸さないですよね!?

なので社宅もダメです!お財布は、常に二つに分けましょう。

借入するタイミングが重要

各銀行には四半期決算というのがある。その四半期決算ごとに地域の営業マンにはノルマがある。そのノルマを達成する為に、行内の審査を多少は無理してでも通してくれる。

3月、6月、9月、12月は融資が比較的通常よりは通りやすいとされているので銀行から借入申込をしたいのであれば、この月の1ヶ月前くらいがいいです!

もちろん、出来る限り、借入なんかしないで経営をやっていきたいでしょう。しかし、実際には、設備投資、人材採用、事務所移転、など多額のお金を借りる必要がある時は多い。

お金を借りるという事は、本来月商3000万で利益500万出るとした時に、この500万を1年間貯めてようやく、6000万。そこから、税金で引かれて、約半分の3000万になる訳だけど、そうすると、当然時間がかかる訳だ。

それを解決するために、先にお金を借りてしまって、一気に設備投資をした方が、結果的に機会損失は出ないという考え方をするんだろう。出来る限り、自分の会社のビジョンとかを明確に、そして現実的に作ってからにしましょう。

借入をすることよりも、その後

借入をする為に、四苦八苦するが、借りた後は、返済しなければならない訳だ。という事は、月々の返済がある。

例えば、毎月必ず一定の収入がある継続課金型ビジネスモデルなら成り立つかもしれないが、営業会社なんかは取引先のインセンティブやその年の予算によっても大きく収益が変わって来てしまう訳なので、よーーーーく考えてから、借入をしましょう。

財務を強くしたいなら

事業作り、組織づくり、財務作りとあるが、財務を強くしたいのであれば、徹底的に財務を勉強しなければいけない。「出ずるを制して入るを量る」という言葉があるが、出る金額を制して、入るお金をはかるという意味です。

つまり、出るお金を徹底的に削り、入るお金が最大化する事だと言われています。簿記2級ぐらいは持っておいた方がいいですね。

出来たら、家計簿なんかもつける習慣をつけた方がいい。1日幾ら使っているかを自分で把握するために。

どうしても会社をやっていると、1000万とか2000万とか見ますから、金銭感覚が麻痺しそうになるんですが、自分の金銭感覚は会社にそのまま出ますからきんと帳簿をつけましょう。もしくは、パートナーと一緒にやりましょう。

税理士は味方じゃない!?

税理士は、税金逃れをしないように、法律に基づいて、会計処理をしてくれるだけで、決して味方ではありません(敵でもありませんが)。

そして、税理士が銀行を紹介してくれる時がありますが、その場合、銀行から提示される金利部分に税理士のマージンが乗っている事もあります。

とは言っても、税理士に「少し乗せているんですよね?」という聞くのも野暮なので聞きはしないが、こういうこともあるというのを頭に入れておきましょう。なので、そうならない為にも、借りるなら、銀行との付き合い方をご自身で勉強するのかがいいかと思います。

財務のコンサルティング会社オススメ!

財務インフラを創るという理念で現在急成長してるCFOコンサルティング会社

財務のイロハを教えてくれるからオススメ!!上場企業のIPOやM&Aもやっている会社。
月額20万と顧問料にしては、船井総研並みだけど、守りを固めるという意味では、それぐらいは安いのかも。捉えようですね。

まとめ

借入するなら、銀行選びは、慎重に

金利は二の次、期間5年でプロパーで!

これは覚えましょう。
借入するなら、長くやる事を前提でね。じゃないと大変な事になるから、あまり拡大はしない方がいいよって話。

つまり、やるなら徹底的に節税もしないで、BS経営して、借入するか!

全く借入しないで、節税もしないで、少数精鋭の無借金経営で小さくても強い会社を目指すのか、どちらかを選んだ方がいいよって話。

一番ダメなのは、節税、PL経営、銀行から借入する、経営者貸付もある。
これは潰れる一歩手前と思った方がいい。

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