どうも、ケイティです!
「ブログを更新しているけど、なかなかうまくいかない・・・」ブログをやっているほとんどの方や企業が、ブログに成功の兆しを感じずに行き詰ってしまいます。
これにはさまざまな原因があるわけですが、その原因について深く考えようとする人はそんなに多くはありません。もし、考えたとしてもマーケティング的視点をもたなければ、ただ単純に俯瞰して終わってしまいます。
ブログ成功のカギは「ポジショニング」と「ブランディング」です。あなたのブログを成功に導くヒントをだしますので、一歩前に踏み出す足掛かりとしてください。
- ケイティ
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【ステップ9では、マーケティングを語るうえではかかせないブランディングとポジショニングを覚えてもらうとともに、ブログにもあてはめて考えていきます】
ブランディングとは?
引用:企業のブランディングとは?あなたの会社のブランドは大丈夫??:株式会社SoLabo:創業融資ガイド
ブランディングを説明するうえで、そもそもブランドとは何であるのかという事を先に説明する必要があります。
ブランドについて解説している本やサイトは様々ありますが、ブランドは概念になるので、おおまかな事は共通しているものの、解説者によってその定義が多少異なっています。
有名なマーケターであるフィリップ・コトラーは、ブランドの事を「製品または販売者を識別する名前、用語、記号(またはこれらの組み合わせ)」として定義しています。
要するに、フィリップ・コトラーのブランドの定義を一言で表すと、「識別するための要素」であると言えるでしょう。そして、ブランディングは「brand」+「ing」なので、対象となるものを識別してもらうための活動であると説明できます。
ブランドと言われて思いつくのはどのようなものがありますか?「ヴィトン」「グッチ」「エルメス」と言ったところを想像される方は多いと思います。
これらのブランドは、数日や数か月で形成されたものではなく、長い年月をかけて浸透してきました。
ブランドには価値が付いていますが、誰もが認識をして多くの人がその価値を認めることによってその価値は高まっていきます。誰かが欲しいと感じて価値を感じているからそのブランドとなる対象は値段があがり、その逆で誰もが認識もせず対象に価値を感じていなければブランドにもなりません。
ブランドを確立して成功するためには、広く知ってもらって価値を認めてもらう必要があるのです。
上記を一言に表すと『値段が高いもの=多くの人が価値を感じているもの』と言えるでしょう。
ブランド確立までの流れ
ブランド確立までの流れとしては、
1、消費者にこう思われたいというビジョンを明確にする。
2、認知してもらうための施策を行う。
3、価値を認めてもらう。
4、多くの人に認知してもらうとともに、多くの人に価値を感じてもらえる事を長い年月をかけてアピールし続ける。
5、「こう思われたいという企業側(個人側)のビジョン」と「そのビジョンに共鳴した消費者」が一致する。
このような段階を踏んで、徐々にブランドとしての価値を高め確立されていきます。
この一連の流れ(過程)であらゆる手法・戦略を使って構築していく活動がブランディングになります。
ポジショニングとは?
ブランディングが、こう思われたいという企業側(個人側)の活動全般であるのに対して、ポジショニングは、識別するための要素を明確にして業界での立ち位置を確立するプロセスの事を指します。
言ってみればポジショニングはブランディングの延長線上にあります。
ポジショニングを紐解いていくと、ポジション=位置の事ですよね。では、マーケティングで言うところの位置はどこなのか?と言われれば、それぞれの業界での立ち位置になります。
飲食業界の立ち位置を例にすると、「安くてうまい」「高級で優雅」など、それぞれ同じ業界内であっても立ち位置は変わってくるわけです。
この立ち位置を誰が決めているか?と言われれば単純に企業側と言えそうですが、消費者側がいなければなりたたない事なので、消費者視点で考える必要があると思っています。
そしてポジショニングは、「Position」+「ing」なので、業界内の立ち位置を確立する過程の事を指します。
次が重要なポイントです。業界内の立ち位置を確立するためには、他とは違うという識別をしっかりしてもらう事が必要なので、ブランディングが重要であり、そして、ポジショニングが確立されれば、消費者にとってなくてはならない存在となり、その結果として業界での地位も確立するという事です。
ブログでブランディングするためには?
ブログでブランディングするためには、ユーザーに他のブログとの違いをアピールし、識別してもらう必要があります。
では、そのためにはどのような戦略が必要なのかを挙げていきます。
・有益な情報をコンテンツ化する
・デザインを他のサイトとは違うものにする
・この人(企業)は他の人(企業)とは違うと思わせる。(ブロガー自身の過去の経歴を記載等)
・そのブログテーマの知見をアピールしていく
それぞれ詳しく説明します。
有益な情報をコンテンツ化する
有益な情報は、ユーザーが知りたい事や悩みを解決するコンテンツがそれに該当します。
そして、知りたいと思う欲求が高かったり、悩みが深かったりする内容程有益な情報としての価値が増します。いかにキラリと光るコンテンツを作る事ができるかが、ブログでブランディングさせるカギを握っています。
デザインを他のサイトとは違うものにする
デザインを他のサイトとは違うものにすることによっても、ブランディングすることができます。
ブランディングはすでに述べた通り、識別するための要素ですので、デザインの差別化によってユーザーに区別してもらう事ができます。
この人(企業)は他の人(企業)とは違うと思わせる
ユーザーが行う検索の答えとなる情報は、検索をすればそこら中に溢れています。
しかし、発信者によってその重みが変わってくるわけです。例えば、コロナウイルス対策について、ノーベル化学賞を受賞した人が情報発信しているものと、どこの誰だか分からない人が情報発信しているものの、どちらをユーザーは見たいでしょうか?答えは明白で前者ですよね。
同じ言葉、同じ内容ひとつにしても、ユーザーが捉える情報の重みというのは変わってくるので、情報を提供している人が誰であるのか?どんな事をしてきたのか?を掲載する必要があります。
これは、ただ単に過去の経歴を掲載すればよいのではなく、その人が「他の人とは違う」という事をユーザーに感じとってもらえるかがポイントになります。
また、「この人は他の人とは違う」と強く思ってもらえる程、その人の発信する情報は希少価値が増します。
そのブログテーマの知見をアピールしていく
ただ単純に、他の人との違いをアピールできたとしても、その情報に対する知見がなければ、ブログで発信する情報の価値としてあまり意味がありません。
弁護士であれば法律に関する情報に価値が生まれ、マーケターはマーケティングの情報に価値が生まれるわけであって、ユーザーは知見のある人からの正しい情報を得たいと考えています。
ブログのブランディングは掛け算
ブログのブランディングは、あらゆる戦略の掛け算だとぼくは思っていて、「有益な情報の差別化」×「デザインの差別化」×「人物の差別化」×「知見の差別化」これが合わさる事によってブログのポジションが確立されていくと考えています。
そして、ブログのポジションは、発信者側だけでなくユーザー側ありきになってくるので、ユーザーの目線に立つ必要があります。
ただし、重要になってくるのは露出です。いかに、先ほどの掛け算が用意されていたとしても、ブログに訪問者がなければ、ポジションは確立されません。
ですので、第一段階のステップとしてユーザーに訪問されるというフックが、必ず必要になってきます。
ブログの発信者がすでに他の場所で活躍されていて、既にその人の名前が売れているのであれば、ある程度第一段階は達成されています。
しかし、大抵の人はそのようなことはないと思うので、いかに訪問者を獲得するか?という点が課題になります。
その手法としては、単純に訪問者を稼ぐというのであればSEO対策。人物の差別化や知見の差別化を別の場所で獲得したい場合は、YouTubeやTwitterなどのSNSの活用をするとよいでしょう。
このブランディングという高い視点から考えないで、ただ、YouTubeで発信をしたりTwitterで発信をしたりといった小手先だけであると、思ったような結果は得られません。
なぜ、それをスタートするのか?という事を意識することによって、ブログのブランディングが、YouTubeのブランディングにもつながり、YouTubeでのブランディングがTwitterにも繋がるという相乗効果を生み出していくことになるでしょう。
まとめ:ブログのポジショニング確立の為にはブランディングが重要!
ユーザーにとって有益な情報を提供し、独自のデザインにすることで差別化できます。
また、ユーザーは良質な情報を求めているので人物・知見の差別化も必要になります。
広く知ってもらい、価値を知ってもらえてはじめて、ポジショニングを確立できるのです。
その為には、ブランディングが特に重要となります。
- ケイティ
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