どうも!ケイティです。
皆さんは、「成功」とはどういうものだと定義していますか?
僕は昔、「成功」というものを自分の中で、「成功すれば、すべてのものが手に入る」というような誤解したイメージを持っていました。
これから事業をやる人も、これから復活しようとしている人も、「成功」という幻想を何故取り払った方がいいのか。また、取り払わないとどんなことが起こるのかについて書いてみました。
ビジネスが成功すれば幸せになれる!?
違います。すべてはバランスです。
成功という幻想
僕らは皆、成功者や、天才たちに対して人格者であってほしいと心のどこかで願っている。
実際、僕も起業する前はそんな風に思っていた。今だから、わかる。「自分とは桁違いの何かがあるんだ」と勝手に思い込んでいた。
実際カッコいい自分、素敵な大人になりたいというような憧れは誰もが持っていると思うし、そういう憧れから夢は作られることもあると思う。僕は今まで上場企業の社長やスポーツ選手、芸能人などにもたくさん会ってきた。
もちろん、ここで名前は書けないんだけど、誰もが知る経営者にもお会いして食事やゴルフをさせていただくことがあった。だけど、正直、何度も帰りの道中でガッカリする自分がいた。
それは、その人が起こした現象とその人、自身の言動に乖離があるからだ。僕は、人格の本質は能力だと思っているので、人格の上にしか能力は乗らない。つまりその人の器以上に人は大きくなれないと今でも思っている。
しかし、経営者というのは、やはり、いろんなタイプがいる。長所もズバ抜けてる分、短所もズバ抜けている。極端な人が多い。だけどやはり多くの人が経営者の自伝を読んだり、歴史上の偉人に感動したりするのは、その人が、計り知れない逆境を乗り越えてきたり、その生き様そのものに感動するからだ。
僕らは心のどこかで天才や成功者、偉人に対して、並外れた人格と能力のようなスーパーヒーローをイメージする。なので、成功すればすべてがうまくいくと思っていたし、そう思っている人が現在もいるのだろう。
しかし、ここで残念なお知らせだ。
「成功者」=人格者ではない、「天才」=人格者ではない。
そもそも天才という言葉をググってみるとわかるが、非常に、ざっくりした内容で大量に書かれている。
つまり非常に曖昧で、定義という定義が見当たらない。
要は、成功すれば、全てが手に入るといったことはない。そして、成功というのは、人によって違う。外から見てる分にはそう見えるかもしれないが実際は違う。
以前、グッドウィルの折口会長と話をさせてもらった時、当時グッドウィルは世界で2番目の人材派遣会社だった。
実際、毎日、数人の役員と会議、会議、会議が続くだけ、あとは秘書の人と話をして終わりという1日。
世界で2番目の人材派遣の会社だという実感は全くもてなかった。と。意外と退屈な社長業だったと話をされていた。
これはある程度、年商10億くらいの会社を経営した経験のある方ならわかると思うが実際、自分の会社が3億の時と10億の時で何か自分自身が人間的にも成長しているかというと意外とそうではない。
実際には、会社の年商が伸びていく時というのは、社員が増えた、投資に回せるお金が増えたに過ぎない。
経営者一人の力で、年商が倍になるということはない。
もし、自分一人の力で年商を10億にしたと思われている方がいたら、一旦襟を正した方がいいと思う。
「成功」という幻想を取り払った方がいい理由
どんだけ、聖人君子のようなことを言っても、必ずボロが出る。そこに失望したり、落ち込んだりする必要はない。誰かをロールモデルとして目指すことはいいことだろう。
しかし、そこに少しでも依存のような不健全な気持ちを抱いているなら、最終的に自分がいこうとしていた道が変わってきてしまう。ましてや、それが直属の上司や、会社のトップとなれば尚更怖い。
なので、まず、そんなスーパーヒーローのような人はいないと理解した方がいい。
成功の定義
- 健康
- 人間関係
- 経済的自由
- 時間的自由
- 楽しみの自由
つまり5つの基礎になる欲求のバランスで成り立つもの。
成功とは、2種類。
- 経済的に満たされている・精神的に毎日が充実している
- 健康、家族、友人、力の欲求、楽しみの欲求、自由の欲求の5つがポイントであるということ
まとめ
成功の定義を最初に決めておくと良い。
自分の中の幻想がセルフイメージになり、お金を持ってからそれに気づくともう遅い。
哲学者:アルトゥル・ショーペンハウアーという人が、言っていた名言とかで以前こんなのがあった。
「お金を凄い持ってたとしても精神性が伴ってないと使い方がわからない。すると自分でコントロールができない。」
- keity
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