どうも!ケイティです
ブログで必要なことは、「初心者はまず100記事」という記事を目にしたことはないだろうか。
しかし、これがやみくもにただ100記事書いたところで、「何にもならなかったらどうしよう?」という不安がぬぐえないまま書き始めていないだろうか。
もちろん100記事書くことで、記事の書き方が上達したり、Wordpressを自由にいじれるようになったり、表現がうまくなったりもするだろう。
しかし、ただの精神論で無心に頂上を目指していて、頂上だと思ったところに登頂したと思ったらまだ山のふもとだったらどんな気持ちになるだろう。
そんな風に感じる事が猛烈に嫌だった僕は、どうしたら明確に自分自身がゴールから逆算した戦略を作る事ができ、無心で走れるようになるのかを考えた。
通常、どんな事業を作る時にも例外なく行う作業がある。その作業をする事で、不安のないクリアな精神状態で、ゴールから逆算した執筆が出来るのだというブログに応用して紹介しようと思う。
ターゲットの明確化をするのがいいという事は頭でわかっていても、なかなか緻密なターゲットまで絞り込めてないまま記事を書いている人が大勢いる、そして挫折して放置された車のようになのも事実である。
大切なのは、自分の狙っている市場規模からターゲットまで絞り込むという事である。
大丈夫です。全然難しくありません1時間もあれば終わります。
市場調査・統計データからターゲットを絞り込む。
通常、どんな事業でも参入する時に、参入しようとしている産業の市場規模と成長率(その業界の企業群の年商の総合)を算出し、その中から自分のやろうとする事業の市場規模を調べるところから始まる
これこそがターゲットの明確化で非常に大切な事になる。
ブログで行う時、自分の扱っているテーマで、ユーザーニーズを満たそうとしているキーワードを見つけるわけだが、ターゲットが明確に作られていないとキーワードがブレまくる。
本来ブログでの成果を出すためには
①PVを集める
②PVから見込み客を集める
③見込み客を新規客に変える
④新規客を優良客(紹介客)に変えていく。
ターゲットの明確化はMECEから始めよう
MECEとは。
MECE(ミーシーもしくはミッシー、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略)とは、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である。 要するに「重複なく・漏れなく」という意味である。
Wikipedia
つまり漏れなくだぶりなくという意味です。
意味は以下の通りです。
- Mutually(お互いに)
- Exclusive(重複せず)
- Collectively(全体に)
- Exhaustive(漏れがない)
物事を整理する時、ある部分が重複していたり、逆に抜けてしまったりすることは往々にしてありますが、抜け漏れをできる限りおさえるための基本がMECEです。
MECEを使ったテスト。フェルミ推定というのをご存知だろうか。
・犬と猫日本にはどちらが多い?
・ガソリンスタンドは日本に何か所ある?
など、そんなの知っていても何もならない。と思わず突っ込みたくなるのはわかるが、これを考えるようとする思考を試すテストとして大手の金融コンサルティング会社では行われている事としても有名だ。
これらを解決するのが上記で示したMECEの考え方で解決が出来るという事だ。
つまり。論理的に考えようという事。
例えば、アンケートなどでよくありますが、
・既婚 or 未婚
これだけだと、1度結婚されて今未婚の方は、現在未婚なので未婚に丸を付けると思いますが、厳密にはどちらも当てはまりません。
これが漏れなくの意味です。
MECEで出したデータからターゲットを特定する
自分が扱おうとしている、ブログで何をサービスして扱おうとしているのか、をMECEで出して行くわけです。
そうすると、市場規模の金額とターゲットになりうる人のデモグラフィックがわかってきます。
市場規模の額がマーケットサイズになるわけですから、市場規模が2000億しかなければ、2000億以上はその市場では売上をあげることはできないという意味です。なのでそこからいくらを自分のビジネスとして取りたいかが決まってきます。
それと、今回のターゲットの明確化を併用して使います。ターゲットの明確化では、そこの市場にいる人口数、年齢層、居住地、思想のデータを取ります。
つまり市場規模から見えてきた情報から自分に必要な情報へとさらに深堀して情報を見つけます。
そうすると、自分のサービスを購入してくれる人口数が明確に出てきます。その人口数から年齢別、居住地別に分類し、それをターゲットとして、明確に定めたところからそのターゲットの思想のキーワードを、googleキーワードツールを使ってクリニーングしていくわけです。
説明します。例えば、「起業」というワードでコンテンツを作ろうと考えると、まず、これから起業したい人なのかそれとも起業を既にしている人なのか。によってユーザーのニーズは変わってくるわけです。
つまり。個人か法人かに分けられる。そして、それによってユーザーの悩みや考えてる事、生活スタイルなども変わってくるので自ずと検索内容が変わるわけです。
では、現在の起業人口はどのようになっているのか。
根拠となるデータの抽出
その人口数が検索するであろうことを
・ためになる記事 or 面白記事として紹介
つまり最初にやらなければいけない事はPVを集めるという事。では、そのPVはどうやって集めるのか。
2種類
・SEOからの流入
・ソーシャルからの流入
話を短くするために説明は割愛するが、SEOからの流入を多く集める記事を書くのがほとんどの作業になる。
イメージとしてはこうです。
月間10万PV集める
1日3300人、10日3万3000人。30日で10万PVだ。つまり3300人を集める記事の数が何本あるかという話だ。(ここでは敢えてオーガニックユーザーに絞って解説する)
英語:1000名
剣道:1000名
転職:1300名
↑という事はまずないので、細かく、分けなければいけない。
1日辺り
起業:100PV
税金;100pv
採用:100pv
100×30が=3000PV(日) になるわけだ。とこれの連続が10万PVになる。
つまり、1記事1日100PV集められる記事を30記事書けばいい。1日100PV集まる記事=30記事集めれば、=3000PV
実際にはここまで記事数はいらないんだろうが、あくまで理論値。
自分のブログのテーマでもある、商品に必要性を感じる人を呼び込まなければいけないわけだから、SEOから流入してくるユーザーが120%満足する記事にしなければいけないという事。
つまり、自分の商品を購入しようとしてくれるターゲットが総人口何名いて、どんな感じの事に悩んでるか。
このブログのターゲットは、起業、事業作り、組織作り、採用、人事制度、事業売却、ビジネスモデルという事を作ろうとしてたわけだがこれでは、ターゲットではなく自分が行おうとしているコンテンツである。
そうするとこのコンテンツありきで、そのコンテンツに合うターゲットを決めるので、結論枝葉の記事を作っている事になってしまう。
理想としては、最短の労力で最大の成果を出すのであれば、1記事入魂したいわけだ。
という事は、まず、ターゲットであることを前提にコンテンツ制作をしていかなければ、気づいたら自分の狙っていた層ではない層を集めている事になる。
なので、ブログの記事の書き方や、デザイン、Wordpressよりも、最初にすべきことは、ターゲットの明確化になるわけだ。
では、実際にターゲットを絞り込もうと思う。
例えば、上記で記したコンテンツが先にある場合、ターゲットとなりうるのは、
個人か法人かのまず2種類に分類される。そうすると、個人の起業率、男女比、年齢層、居住地、年収、志向性などを理解したい。ここではペルソナのような話ではない。もっとマクロでみる話。
では、どうすればいいか。
自分が扱おうとしている産業の統計をまず全部出す。
そこではこのような結果になった。
起業したい人なのか。現在企業している人なのか?
起業したい人の悩みと、現在起業して3年たってる5年たってる10年たってるというので悩みは違う。そして、経営者自身がブログを見るというのは少ないわけだ。そこからどんどん絞り込む。起業したい人のデータ(根拠)から調べる。
参照:日本政策金融公庫 総合研究所 「起業と起業意識に関する調査
比率を出す
ここまで来たらあとは簡単。自分のブログ記事の比率を大まかに決めてしまおう。
僕の場合だと下記のようになる。
●起業したい人向け:5
●既に起業している人:3
●僕の人間性のわかる記事:2
なぜこうなるのか。それは、既に起業している人はよほどじゃない限りブログで探したりはしていないと想定できるからだ。
これは僕がベンチャー経営をやってきたからわかることだが、ほとんどの経営者は、自分が学ぼうとすることがあれば、即勉強を開始するためネットで情報を集めるとしても、一瞬で何度も検索したりはしない傾向にあると思われる。
永江さんぐらいのブログになれば、経営者でも知ってる人は多いだろうが、それでも中堅以上の経営者はほぼ見ないだろうと予測できる。
なので、既に起業している人、現経営者よりは、個人でこれから起業しようとする人達の割合を少し多めに設定した。
このように、自分のターゲットになりうる可能性のある人を大まかに2つまで絞り込み、その2つのユーザー層の考えている事・検索するであろうことをキーワードプランナーで全部算出してから記事を書き始めよう。
サイトコンテンツの構造を決める
まとめ
このターゲットの明確化をしていない中で、キーワードプランナーをいじっても、そもそも方向性とずれた記事を書いては何も意味がない。
大まかにでもいいから、最短距離を見たうえで、やるべき事がなんなのか、明確にわかるくらいまでやりきってからキーワードプランナーを使おう。